もう ぬげない
“ぬげない”から始まる大事件。言い訳が空想になり、空想が哲学になる――声の抑揚だけで笑いと共感が連鎖する、年長向けの鉄板ユーモア。
推しポイント
- 一文が短くテンポを作りやすい
- “内なる声”の語り分けが映える
- 読後のディスカッションに強い
読み聞かせのコツ:独り言は小声→気づきは明るく。ページめくり前に1秒タメて落ちを強調。
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おこだでませんように
“ぼく、わるいこかな?”――年長が言葉にしきれない気持ちに寄り添う名作。静かな語りで会場を包めば、最後は自然と温かい空気に。
推しポイント
- “地の文”の強さ=朗読に向く
- 保護者参観にも相性◎
- 感情語彙が増える
読み聞かせのコツ:早口禁止。行間を残し、最後は目線を落としてそっと閉じる。
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ラチとライオン
小さな男の子と小さなライオン。勇気は“できることから”育つ――年長にぴったりの背中を押す物語。場面ごとの抑揚でドラマが立ち上がります。
推しポイント
- セリフと地の文のメリハリがつけやすい
- 勇気の定義を自分ごと化できる
- 行動目標づくりに繋がる
読み聞かせのコツ:“できた!”の場面は間を置いて拍手を誘う。ライオンは低めの柔らかい声で。
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はなをくんくん
白い雪、しずかな森、そして“におい”。言葉は少なく、音と間(ま)で春の訪れを感じさせる、朗読の“静”を味わう佳品。
推しポイント
- 短文でもイメージが立ち上がる
- 効果音・囁きが映える
- 園庭の自然観察に繋げやすい
読み聞かせのコツ:鼻で“クンクン”の音を入れ、最後は深呼吸で締める。
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あらしのよるに
暗闇で出会ったヤギとオオカミ。正体がわかった“その先”を、声色と沈黙でつむいでいく長めの朗読向き。年長の集中力に手応えあり。
推しポイント
- 二人の会話劇が際立つ
- 対立と友愛のテーマをやさしく
- 続編への“読みつなぎ”がしやすい
読み聞かせのコツ:暗闇は小声・ゆっくり、正体発覚は一拍の沈黙→再会は明るく。
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ふたりはともだち
がまくんとかえるくんの、愛すべき日常。短編ごとに“起承転結”がはっきりしていて、群読や配役読みでも映える朗読向けの古典。
推しポイント
- 1話完結で時間調整が容易
- セリフが多く演じ分けやすい
- 生活・友情の会話が自然
読み聞かせのコツ:2役の声質を決めて最初に提示。場面転換は指で“区切り合図”。
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だってだってのおばあさん
「だってだって…」が口ぐせのおばあさん。くり返しのリズムが心地よく、声に出すほど笑いの波が起こる快作。最後はほっとする安心の結末。
推しポイント
- 決めフレーズで合唱を作りやすい
- 展開が明快で置いていかれない
- 発表会の群読にも◎
読み聞かせのコツ:“だってだって”は客席コールに。場面転換で緩急をしっかり。
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まゆとおに
“強いのはどっち?”――雪国の少女・まゆがオニと正面勝負。言葉のリズムと迫力の画面で、朗読が一気に“舞台”になる人気作。
推しポイント
- 決め台詞でコール&レスポンス
- 勝負の緊張→笑いの緩和
- 民話調の語りが耳に残る
読み聞かせのコツ:まゆは凛と高め、オニは太く低め。雪の場面は息を白くするつもりでゆっくり。
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ふしぎなナイフ
かたく曲がる? のびて縮む? 変幻自在の“ナイフ”を写真で追う実験絵本。語数が少ないからこそ、声と間で“驚き”を演出できる朗読向けの一冊。
推しポイント
- セリフより“間”で惹きつける練習に最適
- 読後にアルミホイル等で工作へ展開
- 想像→検証の流れが自然に学べる
読み聞かせのコツ:効果音や息遣いで“変化”を見せ、最後は静かにページを閉じる。
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おばけのてんぷら
こねこがてんぷらを作ると、つまみ食いに現れたのは……? “見せ場”がはっきりしていて、オチまで気持ちよく走り切れる、朗読向けユーモア。
推しポイント
- 繰り返し構造で先読みの快感
- おばけ登場で合いの手を入れやすい
- 読後に“てんぷらごっこ”へ
読み聞かせのコツ:おばけはふわっと息多め、こねこは高めで元気に。油の“ジュワッ”は手拍子で。
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