あらしのよるに
嵐の夜、小屋で出会ったヤギとオオカミ。互いの正体を知らないまま心が近づく、シリーズの出発点。声の強弱と“間”だけで、緊張とときめきが教室を包みます。
推しポイント
- 暗闇→気づきのコントラストが朗読映え
- 短い台詞で感情曲線を描ける
- シリーズ読書の導入に最適
読み聞かせのコツ:嵐の効果音(手擦り・机トントン)→正体に近づく場面は一段と小声で。
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あるはれたひに
嵐が過ぎた翌日、互いの姿を知った二匹がする“約束”。葛藤を声で演じ分けると、年長でも深くうなずく一本に。
推しポイント
- 短文でテンポ良く集中が続く
- 心の声をトーンで表現しやすい
- 続巻への期待感が自然に立つ
読み聞かせのコツ:迷いは早口にせず“沈黙”で見せる。約束の場面ははっきり。
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くものきれまに
“二人だけの秘密”でいられない現実。対話劇として声色を変えると、関係の揺れがはっきりと届きます。
推しポイント
- 台詞まわしでキャラクターが立つ
- “見る側の想像”が入りやすい構成
- 学年行事の群読にも展開可
読み聞かせのコツ:第三者が介入する場面はテンポUP→余韻は長めに。
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きりのなかで
視界の悪い“きり”は、心の迷いの比喩。低い声とゆっくりした読みで、緊張のベールを一枚ずつはがすように聞かせます。
推しポイント
- 環境(霧)=感情が響き合う
- 描写が多く朗読で映える
- 道徳対話に繋げやすい
読み聞かせのコツ:音量は控えめ、語尾を流さず丁寧に。ページ間で“呼吸”を共有。
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どしゃぶりのひに
雨脚が強まるほど、物語も加速。効果音とテンポで“濡れる空気”を作ると、聴き手の没入感が一気に上がります。
推しポイント
- 場面転換が多く飽きない
- 台詞の応酬で掛け合いが映える
- クライマックスへの伏線が効く
読み聞かせのコツ:“雨”は手拍子・紙の擦れ音で再現、セリフはクリアに。
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ふぶきのあした
視界ゼロの“ふぶき”に挑む二匹。呼吸の合う掛け合いで、決意と絆を力強く伝えたい巻です。
推しポイント
- 緊張の“静”と“動”が明快
- 言葉少なめでも感情が届く
- 読後の余韻が深い
読み聞かせのコツ:息を白くするつもりでゆっくり。決意の台詞は一拍置いてから。
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まんげつのよるに
満月の光が、長い旅路をやさしく照らす。声量を抑えた“静かな朗読”で、シリーズの余韻を大切に味わえる最終巻。
推しポイント
- 道のりを振り返る快感
- 少ない言葉で大きな感情
- 読後の対話が深まる
読み聞かせのコツ:クライマックス前は沈黙を長めに。最後は低めの優しい声で閉じる。
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新あらしのよるに(1)あいことばは あらしのよるに
20年ぶりに動き出した“その先”の物語。合言葉が呼び起こす記憶と信頼を、朗読のリズムで鮮やかに。
推しポイント
- 既読キッズに刺さる続編導線
- “呼びかけ”の演出が映える
- 次巻への期待を高める設計
読み聞かせのコツ:“あいことば”は全員でコール。旧作未読の子にも背景を一言補足。
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あらしのよるに スペシャル〔1〕 ひとりぼっちのガブ
“ガブは、なぜヤギと友だちになれたのか。” 少年期のガブに光を当てる前日譚。静かな語り口で、彼の“弱さとやさしさ”を丁寧に伝えられます。
推しポイント
- 本編の理解が深まり再読欲が湧く
- 台詞少なめ=語りの呼吸が活きる
- 自己理解・他者理解の導入に◎
読み聞かせのコツ:独白は息を多めに。場面転換は指で“区切り合図”を入れて丁寧に。
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あらしのよるに スペシャル〔2〕 メイは なんにも こわくない
“どうしてメイは逃げなかったの?”――出会いの裏側を描くメイの幼少期。明るく弾む語りで、怖さより“前に進む力”を届けられます。
推しポイント
- 本編の“選択”に説得力が増す
- やさしいユーモアで聴きやすい
- シリーズ全体の導入にも使える
読み聞かせのコツ:メイは高め・元気、家族は落ち着いた声色でコントラストを。
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