子供におすすめの本①

2025年10月30日木曜日

児童書 年長向け

t f B! P L

あらしのよるに

作:きむらゆういち / 絵:あべ弘士 / 対象:5–8歳

嵐の夜、小屋で出会ったヤギとオオカミ。互いの正体を知らないまま心が近づく、シリーズの出発点。声の強弱と“間”だけで、緊張とときめきが教室を包みます。

#はじまりの一冊#秘密の友だち#緊張と余韻
推しポイント
  • 暗闇→気づきのコントラストが朗読映え
  • 短い台詞で感情曲線を描ける
  • シリーズ読書の導入に最適

読み聞かせのコツ:嵐の効果音(手擦り・机トントン)→正体に近づく場面は一段と小声で。

あるはれたひに

作:きむらゆういち / 絵:あべ弘士 / 対象:5–8歳

嵐が過ぎた翌日、互いの姿を知った二匹がする“約束”。葛藤を声で演じ分けると、年長でも深くうなずく一本に。

#約束#葛藤#余韻
推しポイント
  • 短文でテンポ良く集中が続く
  • 心の声をトーンで表現しやすい
  • 続巻への期待感が自然に立つ

読み聞かせのコツ:迷いは早口にせず“沈黙”で見せる。約束の場面ははっきり。

くものきれまに

作:きむらゆういち / 絵:あべ弘士 / 対象:5–8歳

“二人だけの秘密”でいられない現実。対話劇として声色を変えると、関係の揺れがはっきりと届きます。

#対話劇#ひみつ#気持ちの揺れ
推しポイント
  • 台詞まわしでキャラクターが立つ
  • “見る側の想像”が入りやすい構成
  • 学年行事の群読にも展開可

読み聞かせのコツ:第三者が介入する場面はテンポUP→余韻は長めに。

きりのなかで

作:きむらゆういち / 絵:あべ弘士 / 対象:5–8歳

視界の悪い“きり”は、心の迷いの比喩。低い声とゆっくりした読みで、緊張のベールを一枚ずつはがすように聞かせます。

#比喩表現#静かな緊張#選ぶ力
推しポイント
  • 環境(霧)=感情が響き合う
  • 描写が多く朗読で映える
  • 道徳対話に繋げやすい

読み聞かせのコツ:音量は控えめ、語尾を流さず丁寧に。ページ間で“呼吸”を共有。

どしゃぶりのひに

作:きむらゆういち / 絵:あべ弘士 / 対象:5–8歳

雨脚が強まるほど、物語も加速。効果音とテンポで“濡れる空気”を作ると、聴き手の没入感が一気に上がります。

#環境×心情#スリル#信じる力
推しポイント
  • 場面転換が多く飽きない
  • 台詞の応酬で掛け合いが映える
  • クライマックスへの伏線が効く

読み聞かせのコツ:“雨”は手拍子・紙の擦れ音で再現、セリフはクリアに。

ふぶきのあした

作:きむらゆういち / 絵:あべ弘士 / 対象:5–8歳

視界ゼロの“ふぶき”に挑む二匹。呼吸の合う掛け合いで、決意と絆を力強く伝えたい巻です。

#極限状況#相棒#前へ進む
推しポイント
  • 緊張の“静”と“動”が明快
  • 言葉少なめでも感情が届く
  • 読後の余韻が深い

読み聞かせのコツ:息を白くするつもりでゆっくり。決意の台詞は一拍置いてから。

まんげつのよるに

作:きむらゆういち / 絵:あべ弘士 / 対象:5–8歳

満月の光が、長い旅路をやさしく照らす。声量を抑えた“静かな朗読”で、シリーズの余韻を大切に味わえる最終巻。

#最終巻#余韻#希望の灯
推しポイント
  • 道のりを振り返る快感
  • 少ない言葉で大きな感情
  • 読後の対話が深まる

読み聞かせのコツ:クライマックス前は沈黙を長めに。最後は低めの優しい声で閉じる。

新あらしのよるに(1)あいことばは あらしのよるに

作:きむらゆういち / 絵:あべ弘士 / 対象:5–8歳

20年ぶりに動き出した“その先”の物語。合言葉が呼び起こす記憶と信頼を、朗読のリズムで鮮やかに。

#最新巻#続編開幕#合言葉
推しポイント
  • 既読キッズに刺さる続編導線
  • “呼びかけ”の演出が映える
  • 次巻への期待を高める設計

読み聞かせのコツ:“あいことば”は全員でコール。旧作未読の子にも背景を一言補足。

あらしのよるに スペシャル〔1〕 ひとりぼっちのガブ

作:きむらゆういち / 絵:あべ弘士 / 対象:5–8歳

“ガブは、なぜヤギと友だちになれたのか。” 少年期のガブに光を当てる前日譚。静かな語り口で、彼の“弱さとやさしさ”を丁寧に伝えられます。

#ガブの素顔#背景理解#前日譚
推しポイント
  • 本編の理解が深まり再読欲が湧く
  • 台詞少なめ=語りの呼吸が活きる
  • 自己理解・他者理解の導入に◎

読み聞かせのコツ:独白は息を多めに。場面転換は指で“区切り合図”を入れて丁寧に。

あらしのよるに スペシャル〔2〕 メイは なんにも こわくない

作:きむらゆういち / 絵:あべ弘士 / 対象:5–8歳

“どうしてメイは逃げなかったの?”――出会いの裏側を描くメイの幼少期。明るく弾む語りで、怖さより“前に進む力”を届けられます。

#メイの芯#勇気#背景理解
推しポイント
  • 本編の“選択”に説得力が増す
  • やさしいユーモアで聴きやすい
  • シリーズ全体の導入にも使える

読み聞かせのコツ:メイは高め・元気、家族は落ち着いた声色でコントラストを。

このブログを検索

ブログ アーカイブ

人気の投稿

QooQ