子供におすすめの本② モンスターホテルでおめでとう

2025年11月2日日曜日

モンスターホテル 児童書 低学年 年長向け

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モンスター・ホテルでおめでとう|不思議だけど、やさしい“お祝いの夜”

対象:小学校低学年/読みやすさ:ひとり読みにも◎/怖さレベル:やさしめ(2/5)

書誌情報

タイトルモンスター・ホテルでおめでとう
作者/絵柏葉幸子(さちこ)/高畠純
出版社小峰書店
発行1991年11月25日
判型/ページ数A5判/63ページ
ISBN978-4-338-07212-0

ここが推し!

  • “怖い見た目”の奥にある、おっとり&親切なモンスターたちの人間味。
  • お祝い準備→トラブル→みんなで乗り越える、安心の起承転結。
  • 小物の描写や言葉遊びにクスッと笑える仕掛けが多く、再読が楽しい。

あらすじ(ややネタバレあり)

町はずれの古い郵便局と小さな公園のあいだに、煉瓦づくりの今にも倒れそうなビルがある。そこが、モンスターたちだけが 泊まれる「モンスター・ホテル」。ドラキュラさんはトマトジュースを愛飲し、フランケンくんはちょっと怖がり。今夜は “悪魔族のご長寿”のバースデーパーティー。ロビーには特大ケーキ、お祝いの飾り、たくさんの招待客が続々とやってくる。

ところが準備は大わらわ。ケーキのろうそくは数えきれないほどで、火をつけたらロビーが暑くなりすぎるし、気の早い モンスターたちは歌のタイミングが合わない。そこへ思いがけない小騒動が重なり、会場はプチパニックに——。 それでもスタッフと宿泊客が力を合わせ、ケーキを守り、会場を整え、やがて“おめでとう”の大合唱! 最後は主役のにっこり笑顔とともに、にぎやかで心温まる夜が更けていく。

※シリーズの導入巻として、主要メンバー(ドラキュラさん/フランケンくん ほか)のキャラクター性と“ホテルの流儀” が伝わる構成。怖さより“おもてなし”とユーモアが前面に出るので、初見の子でも安心して楽しめます。

こんな子におすすめ

おばけは気になるけれど怖すぎるのは苦手な子/にぎやかなパーティー話が好き/ シリーズ読みをはじめてみたい低学年に。

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次に読みたい(第1期)

  • モンスター・ホテルでこんばんは
  • モンスター・ホテルであいましょう
  • モンスター・ホテルでなつやすみ
  • モンスター・ホテルでプレーボール
  • モンスター・ホテルでクリスマス
  • モンスター・ホテルでインターネット
  • モンスター・ホテルでおばけバラ
  • モンスター・ホテルでおどりましょう
  • モンスター・ホテルでパーティーだ

まとめ

“怖い”より“やさしい”が勝つ開幕作。ドタバタの先にある一体感とお祝いの温度が、読後に心地よい余韻を残します。 シリーズ読みの入口にぴったり。

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