子供におすすめの本③ モンスターホテルでこんばんわ

2025年11月2日日曜日

モンスターホテル 児童書 低学年 年長向け

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モンスター・ホテルでこんばんは

対象:小学校低学年/シリーズ入門◎/怖さレベル:やさしめ(2/5)

書誌情報

タイトルモンスター・ホテルでこんばんは
作者/絵柏葉幸子/高畠純
出版社小峰書店
発行1991年12月15日
判型/ページ数A5判/67ページ
ISBN978-4-338-07213-7

ここが推し!

  • 透明人間トオルさんがペンキで“うっすら見えちゃう”導入がユーモラス。
  • −60℃まで冷える210号室の小事件で、ホテルのチームワークが光る。
  • “怖い”より“やさしい”が勝つシリーズらしさをしっかり味わえる一冊。

あらすじ(ややネタバレあり)

町はずれの古い郵便局と小さな公園のあいだに建つ、いまにも倒れそうなビル——そこがモンスターだけが泊まれる 「モンスター・ホテル」。フロントは透明人間のトオルさん。ある日、街歩きの最中にペンキを浴びてしまい、 いくら洗っても“うっすら見える”状態に。完全に透明でいるほうが仕事もしやすかっただけに、トオルさんは少し落ち込みます。

そんな折、−60℃まで冷やせるエアコンを備えた210号室に、雪男のふゆきさんと雪女のコオリさんがチェックイン予定。 ところが準備の最中、前の宿泊客が部屋から出てこないという知らせ——210号室のドアは固く閉ざされたまま。 このままでは極寒仕様の部屋が必要なふたりを迎えられません。

トオルさんは“見えちゃう不便さ”に戸惑いつつも、ツネミさんや常連たちと原因を探ります。ドアが開かない理由には ちょっとした勘違いと、モンスターならではの事情がからんでいて……最終的には、宿も客もだれも傷つかない形で 丸く収まります。見た目はこわくても心はやさしい——ホテルの“流儀”が伝わる余韻で物語は幕を閉じます(結末の細部は本編でどうぞ)。

こんな子におすすめ

おばけやモンスターは気になるけれど怖すぎるのは苦手な子/日常系+小事件が好きな低学年/シリーズ入門に。

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次に読みたい(第1期)

  • モンスター・ホテルであいましょう
  • モンスター・ホテルでなつやすみ
  • モンスター・ホテルでプレーボール
  • モンスター・ホテルでクリスマス
  • モンスター・ホテルでインターネット
  • モンスター・ホテルでおばけバラ
  • モンスター・ホテルでおどりましょう
  • モンスター・ホテルでパーティーだ

まとめ

『でこんばんは』は、“見える”ようになったトオルさんの心の揺れと、210号室のささやかな謎解きが並走。 シリーズの“やさしいおもてなし”とユーモアを堪能できる一冊です。

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