定番のおすすめ絵本紹介③

2025年10月26日日曜日

えほん クリスマス

t f B! P L

100にんのサンタクロース

作・絵:谷口智則 / 対象:3–7歳

サンタは一人だけ…なんてだれが決めた? 100人それぞれの役割と個性がにぎやかに行進し、ページをめくるたび新しい“推しサンタ”に出会えます。仕事の段取り、チームワーク、ちょっとした失敗も笑いに変わる明るさが魅力。数字や比べっこが自然に育ち、読み終わるころには「わたしは○○サンタ!」と名乗りたくなるはず。

#チームワーク#さがし絵#数あそび
推しポイント
  • 100の個性で“推し活”がはかどる
  • 段取りと協力が楽しく学べる
  • 繰り返し読んでも発見が増える密度

読み聞かせのコツ:各見開きで“お気に入りサンタ”を一人ずつ指名→理由を語り合って会話がふくらむ。

だるまサンタ

作・絵:かがくいひろし / 対象:1–3歳

ころんと転がる“だるま”が、あら不思議――サンタになっちゃった! くり返しのことばと気持ちいいページ展開で、赤ちゃんもリズムに乗ってニコニコ。シンプルなのにオチはきっちり、読み終わると「もう一回!」が止まりません。初めてのクリスマスにも、寝る前の一冊にもぴったり。

#ボードブック感覚#くり返し#声に出して楽しい
推しポイント
  • 短いフレーズ×大きな展開で集中が続く
  • “変身”のワクワクが低年齢に刺さる
  • 読み聞かせリクエスト率が高い定番

読み聞かせのコツ:ページの切り替えに合わせて体を左右にゆらす“スイング読み”で一体感UP。

おたすけこびとのクリスマス

文:なかがわちひろ / 絵:コヨセ・ジュンジ / 対象:3–7歳

サンタさんのSOSに、はたらく車とこびとたちが総出動! クレーン、ショベル、トラック…段取りのよい“おしごと”が次々きまって、読んでいて気持ちいい。大人数で力を合わせる達成感は、冬の工作や家の手伝いにも波及します。のりもの好きはもちろん、計画→実行の流れを体感したい子に刺さる一冊。

#はたらく車#プロのおしごと#達成感
推しポイント
  • 工程が明快で“できた!”の手応えが強い
  • 乗り物の作画が本格的
  • 読み聞かせ会でも盛り上がる大団円

読み聞かせのコツ:出動シーンは効果音を足してテンポUP。最後に「今日の係」を家で決めて実践へ。

ねこのピート クリスマスをとどけよう

作:エリック・リトウィン / 絵:ジェームス・ディーン / 対象:4–8歳

サンタのピンチは、ピートの出番! ノリノリのリズムと“やってみよう”の前向きさで、難題もスイスイ乗り越えていくロックな一冊。読めば背筋がしゃんとして、自分も誰かを喜ばせたくなる。英語フレーズのコール&レスポンスを入れて読むと、さらに気分が上がります。

#ロックに前進#チャレンジ精神#英語にも触れる
推しポイント
  • “できる方法を探す”姿勢がポジティブ
  • 歌いながら読めるリズムテキスト
  • サンタ交代の設定が胸アツ

読み聞かせのコツ:決め台詞は全員で合唱! 手拍子を入れてミニライブ風に。

モグのクリスマス

作・絵:ジュディ・カー / 対象:4–8歳

いつも通りがいちばんな猫・モグにとって、クリスマスは事件だらけ。飾りや来客に戸惑いながらも、最後は家族の輪にすっぽり収まる姿が愛おしい。ユーモアの奥に“変化を受け入れる勇気”が光り、行事が苦手な子の背中もそっと押してくれます。冬に何度も読み返したくなるクラシック。

#ユーモア#共感#ロングセラー
推しポイント
  • 猫の仕草の描写がリアルで可笑しい
  • “困りごと→安心”の流れが明快
  • 家族のあたたかさがじんわり

読み聞かせのコツ:モグの心の声は少し高め&間多めで“猫らしさ”を演出。

バーバパパのクリスマス

作:アネット・チゾン/タラス・テイラー / 対象:3–7歳

困っている人がいれば、バーバ一家が形を変えて大解決! サンタのお手伝いに科学もアイデアも総動員、にぎやかな感謝の輪が広がります。楽しいだけじゃなく“誰かを思う気持ち”が骨格にあるから、読み終わるとちょっと優しくなれる。兄弟読み聞かせにも強い万能株。

#みんなで助け合い#発明と工夫#シリーズ定番
推しポイント
  • 変身ギミックでページが進む快感
  • “助け合い”が自然に学べる
  • カラフルで視認性の高い画面

読み聞かせのコツ:変身ごとにみんなで形の名前をコール→参加度MAXに。

きょうりゅうたちのクリスマス

文:ジェイン・ヨーレン / 絵:マーク・ティーグ / 対象:4–8歳

もしも巨大なきょうりゅうが“はしゃぎすぎる”と…? クリスマスあるあるをコミカルに描きつつ、どう振る舞えば素敵な一日になるかをやさしく提示。ユーモアが先に立つから説教臭くならず、終盤の“できたね”が気持ちいい。恐竜ブームの子どもにズバッと刺さる行事本です。

#恐竜×行事#あるある#ポジティブしつけ
推しポイント
  • ダイナミックな構図で読者を惹きつける
  • “やっていいこと・ダメなこと”が自然に
  • 読み終わりが爽快

読み聞かせのコツ:悪い例は大げさに、良い例はゆっくり丁寧に発声してコントラストを演出。

リサとガスパールのクリスマス

文:アン・グットマン / 絵:ゲオルグ・ハレンスレーベン / 対象:3–7歳

いたずら好きのふたりが、パリの街を舞台にクリスマスを大騒ぎ。ハプニング続きでも、最後はやさしいサプライズで胸がぽっと温かくなります。おしゃれな色彩と小物の描写が豊かで、読みながら「今年の飾りはどうする?」と話したくなる。贈り物にも映える洗練の一冊。

#おしゃれ絵本#かわいい騒動#読後ほっこり
推しポイント
  • パリの街角ディテールが楽しい
  • ふたりの掛け合いが最高
  • ギフトにも最適な雰囲気

読み聞かせのコツ:ふたりの台詞は声色で演じ分け→“相棒感”を出すと沼る。

もみの木

原作:アンデルセン / 対象:5–8歳

クリスマスの主役“もみの木”だって、夢を見る。憧れに胸をふくらませ、やがて時が流れていく――静かな語り口が、今この瞬間を大切にしたくなる気持ちへ導きます。華やかさの裏にある“ものの命”にそっと光を当てる名作。少し大きい子と落ち着いて味わいたい、冬の読書です。

#考えるクリスマス#クラシック#余韻
推しポイント
  • “今を生きる”という普遍のテーマ
  • 語りのリズムが心を静める
  • 行事の意味を深める入口に

読み聞かせのコツ:ゆっくりめのテンポで間を大切に。読後は感想を一言ずつシェア。

スノーマン

作・絵:レイモンド・ブリッグズ / 対象:4–8歳

言葉のない物語が、こんなにも語りかけてくるなんて。少年と雪だるまの一夜限りの冒険は、ページを追うほど“音”や“冷気”まで感じられる映像体験に。結末は静かで、だからこそ胸に残る。冬の夜、親子で寄り添いながらページをめくりたい永遠の名作です。

#サイレント絵本#余韻が深い#映画のよう
推しポイント
  • 言葉に頼らない読解力が育つ
  • 色鉛筆の筆致が情感豊か
  • 読後に“音楽”を感じる構成

読み聞かせのコツ:セリフを足さず“静けさ”を共有。BGMを小さく流すのも◎(歌詞なし推奨)。

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